ご由緒について

康平六年(1063年)当時の宇都宮城主藤原宗円(宇都宮氏の祖)が御本丸に築城、その城のうしとらの方、鬼門除の鎮護として奥州街道の出入口に当たる今泉の地に神明宮を創始した。
明治四十三年四月、博労町の八坂神社と合祀、社号を八坂神社と改称した。
また平成十年、社殿の老朽により同年十一月より「平成の大改修」事業を行い、伊勢の神宮より御用材を賜り、平成十二年十月一日、古式にのっとり厳粛に遷座祭をさい齋行した。

主祭神 須佐之男尊 すさのおのみこと
配 神 国常立尊 くにとこたちのみこと
配 神 天照皇大神 あまてらすすめおおみかみ
配 神 菅原道真公 すがわらのみちざねこう

御神徳

厄  除

方位除け

学業成就

家内安全


夏祭(天王祭)

飾物

宝暦の頃より毎年行なわれ、主として神話や歴史的事実を設け名物となっている。

神輿

明治初期、富田(現大平町)の後藤敬信(後の磯辺義兵衛)作で、毎年七月二十日に氏子中を渡御する。また、口伝によると神輿に触ると丈夫な子が育つと言われている。

八坂神社の太々神楽

八坂神社の太々神楽は江戸時代から行われ江戸の神田明神(神田神社)から習い伝わった出雲流神楽である。毎年、春祭(二月の最終日曜日)、秋祭(十一月二十三日)に神楽殿にて行なわれる。神楽はその昔、神の霊力を得て、種々の天災や人災、疫病などから免れ、また、農作物の豊穣、生産の向上を祈り、平和な社会を乞い願い奉納した。
昭和四十三年三月二十二日、宇都宮市重要無形文化財に指定され今日に至っている。

神明水

古来、亀泉館(きせんかん)より湧き出るご神水。
今は装いを新たに御神池に注いでいる。
故実によると、無病息災、特に眼病に効能ありと伝わる。